名前がわかりづらいがこれは生きているときにもらえる保険。働けなくなったときにもらえる、というとわかりやすいが実際の支払事由は複雑。そのため消費者にも理解がしづらく、売るのが難しい保険。
保険の募集代理店が自社や関連会社の従業員に対して死亡保障などの特定の保険商品を売ってはいけませんよというもの。主旨としては従業員に対する圧力募集を防止するためだが、この規制を撤廃すると企業内での保険獲得競争が激化し大手生保の職域担当が不利益を被 るから、というウワサもある。
idecoやNISAが普及した今となっては位置づけが中途半端な保険。基本的にはお金を貯めるための商品だが、一応それまで払った保険料が死んだときに帰ってくる。税制適格特約が付いていないと年金保険料控除の対象にならない。
募集品質に応じた手数料のこと。業務品質手数料。QC。だいたいの保険会社は基本の手数料とこのクオリティコミッションの2段構えになっている。近年は金融庁から募集品質の向上が強く求められているためクオリティコミッションのウェイトが上がってきている。
皆さんから預か ったお金(保険料)をこの利率で運用しますよ、と約束する利率のこと。一般的に、予定利率が高ければ保険料は安くなり、予定利率が低ければ保険料は高くなる。1990年代前半くらいまでに契約した保険は予定利率が非常に高くお宝保険とも言われている。
国民年金や厚生年金に加入している人が無くなると遺族(厳密にいうと子または子のある配偶者)に支払われる。
保険の営業なら泣く子も黙る300条。保険の営業がやってはいけないことが書いてある。監査の時に暗唱できないとたいへんなことになるというウワサ。
告知内容などによっては、保険会社から「この部位だけは危険度が高いので保障の対象外にしますよ」と言われるもの。たいていは何年間か期間が定められるためその期間が過ぎると保障されるようになる。
大手生保の営業職員のことを指すが、もともとは戦後まもなく戦争未亡人を営業職員としてスカウトしたところから女性の営業職員が多くなったといわれている。
加入している保険を引き受けている保険会社が破綻した場合に契約を保護し移転先の保険会社を探してくれたりする。保護するといってもそのままというわけではなく、利率の高い契約などは利率を一部カットされる可能性がある。
生きているときにお金をもらえる保険がここに分類される。医療保険やがん保険、就業不能保険がこれに当たる。この第三分野は生命保険会社でも損害保険会社でも取り扱うことができる。
保険のランキングなどを掲載して広告収入などを得ているWEBサイトのこと。彼らは募集代理店ではないことが多く、保険業法の規制を受けないためわりと好き勝手なことを書ける。そのため情報が正しいかどうかは自分で判断する必要がある。
保険会社にとって予期せぬ販売中止を言う。多くの場合は、お宝保険と言われるような契約者がすごく得をして保険会社が損をする保険がバカ売れしてしまった時に起きる。
保険を見直す大きなきっかけの一つ。子供が独立 (自分で稼げるようになる)と子供の生活費や学費の保障はいらなくなるため必要保障額は大きく減ることになる。
保険に加入することで利用することができるサービスのこと。健康について相談できたり、名医を紹介してくれたり、セカンドオピニオンを紹介してくれたりする。ほとんどの人は存在を覚えていないため利用することがない。
保険会社と契約を締結する人が「契約者」、保険の対象となる人が「被保険者」、保険金・給付金を受け取る人が「受取人」。この中で契約の変更や解約する権利を持っているのは契約者だけ。
厚生労働大臣が認めた高度な医療技術を用いた療養のことを先進医療といい、これらは健康保険がきかない全額自己負担の治療になる。先進医療で治療の実績を積むと健康保険適用の治療になるものもある。
連続して4日以上休むと5日目からは傷病手当金という給料の2/3に当たる金額を受け取ることができる。有休がある場合は有休を使い終わった後が対象。自営業の人が加入する国民健康保険には傷病手当金はないので注意。
保険会社独自の会社形態。一般の会社でいう株主が存在せず、保険の契約者がこれに当たる。相互会社では契約者が会社の構成員となるため、働いている人たちは「職員」という。
月払い、半年払い、年払い、一時払い、前期前納などがある。一般的により長期の保険料を一度 に支払うほうが月当たりの保険料は安くなる。