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​生命保険

​生命保険とは、主に人の身体に万が一のことが起こったときに保障を提供してくれる保険のことです。

生命保険の基礎知識

「就職や結婚を機に生命保険を検討したいけれど、種類が多すぎて何を選べばいいかわからない」

「今の保険で本当に足りているのか不安」

 

 このようにお悩みではないでしょうか?

 生命保険は、万が一のときに自分や家族の生活を守るための大切なツールですが、その仕組みは少し複雑です。この記事では、生命保険の基本的な種類から、失敗しない選び方、自分に必要な保障額の計算方法まで、わかりやすく解説します。

 

生命保険の種類

 生命保険は、大きく分けると「死亡保険」「医療保険」「介護・年金保険」などに分類されますが、中でも死亡保障(万が一のときに家族にお金を残す機能)に関しては、主に以下の3つのタイプが基本となります。

それぞれの特徴を理解することで、自分に合った保険が見えてきます。

◆定期保険(掛け捨て型)

「一定期間、大きな保障を安く確保したい」人向け

 定期保険は、契約した期間(10年、60歳まで等)だけ保障が続く保険です。

満期を迎えると保障は終了し、支払った保険料は戻ってこないのが一般的(いわゆる「掛け捨て」)です。

  • メリット: 保険料が割安で、大きな死亡保障(数千万円など)を確保しやすい。

  • デメリット: 貯蓄性はなく、更新すると年齢に応じて保険料が上がる。

  • 活用シーン: 子どもが独立するまでの期間など、高額な保障が必要な時期

◆終身保険(貯蓄型)

「一生涯の保障と、将来のための貯蓄を両立したい」人向け

 終身保険は、その名の通り「一生涯」保障が続く保険です。何歳で亡くなっても必ず保険金が受け取れます。

また、途中で解約した場合に「解約返戻金(かいやくへんれいきん)」としてお金が戻ってくるため、貯蓄機能も兼ね備えています。

  • メリット: 何歳になっても保障が切れず、保険料も加入時から上がらない。貯蓄として使える。

  • デメリット: 定期保険に比べて保険料が割高。

  • 活用シーン: 葬儀費用の準備や、老後の資金作り、相続税対策。

 

◆収入保障保険

「毎月の生活費として、家族にお金を残したい」人向け

 収入保障保険は、万が一のときに保険金を「毎月のお給料」のように分割して受け取れる保険です(一括受取も可能)。

最大の特徴は、時間の経過とともに受け取る総額が減っていく点です。子どもが成長すれば必要な教育費などは減っていくため、理にかなった仕組みと言えます。

  • メリット: 通常の定期保険よりもさらに保険料が割安になることが多い。

  • デメリット: 時間の経過とともに保障額(受取総額)が減る。

  • 活用シーン: 小さい子どもがいる家庭の生活費・教育費のカバー。

主要な特約

 「特約(とくやく)」とは、主契約(ベースとなる保険)に上乗せしてつけるオプションのことです。必要な保障をカスタマイズできますが、つけすぎると保険料が高くなるため注意が必要です。

主な特約には以下のようなものがあります。

  • 医療特約(入院・手術特約):

    病気やケガで入院・手術をした際に給付金が受け取れます。単体の「医療保険」として入るか、死亡保険の特約としてつけるか選べます。

  • 三大疾病(特定疾病)特約:

    がん・急性心筋梗塞・脳卒中の「三大疾病」にかかった際、保険料の払込が免除されたり、まとまった一時金が受け取れたりします。

  • リビング・ニーズ特約:

    余命6ヶ月以内と診断された際、死亡保険金の一部を生前に受け取れる特約です(※多くの保険で無料で付帯されています)。

  • 災害割増特約:

    不慮の事故や災害で亡くなった場合、通常の死亡保険金に上乗せして給付金が支払われます。

 

生命保険の選び方

 失敗しない生命保険選びの鉄則は、「目的」→「期間」→「金額」の順で考えることです。

1. 目的を明確にする(誰のため?何のため?)

 「自分が病気になったときの治療費がほしい」のか、「自分が死んだ後の家族の生活費を守りたい」のかで選ぶ保険は全く異なります。

  • 自分のため → 医療保険、がん保険、就業不能保険

  • 家族のため → 死亡保険(定期、収入保障)、学資保険

 

2. 期間を決める(いつまで必要?)

  • 「子どもが大学を卒業するまで」 → 定期保険・収入保障保険

  • 「お葬式代として」 → 終身保険

 

3. 無理のない保険料を設定する

 どんなに良い保険でも、支払いがきつくて解約してしまっては意味がありません。手取り収入の何%までなら無理なく払えるかを計算しましょう。

必要保障額とは

 生命保険を検討する際、最も重要なキーワードが「必要保障額(ひつようほしょうがく)」です。

これは、「世帯主に万が一のことがあった際、残された家族が生活していくために不足する金額」のことです。単純に「生活費×年数」ではありません。

計算式:

必要保障額 = (将来の支出) - (将来の収入)

  • 将来の支出: 生活費、住居費、子どもの教育費、葬儀費用など

  • 将来の収入: 遺族年金(国の保障)、配偶者の収入、現在の貯蓄、死亡退職金など

 

 日本の公的保障(遺族年金など)は比較的充実しています。まずは公的保障でいくらもらえるかを知り、「足りない分だけ」を民間の保険で補うのが賢い選び方です。

生命保険に関するよくある質問

Q1. 独身でも生命保険は必要ですか?

A1. 優先順位は異なりますが、検討の価値はあります。

独身の場合、高額な「死亡保障」の必要性は低いですが、病気やケガで働けなくなったときのリスクに備える「医療保険」や「就業不能保険」、あるいは将来のための「貯蓄型保険」は検討する価値があります。

Q2. 保険の見直しはいつすべきですか?

A2. ライフステージが変わるタイミングがベストです。

結婚、出産、住宅購入、子どもの独立、定年退職などのタイミングで見直しましょう。特に住宅購入時(団体信用生命保険に加入する場合)や、子どもが独立した後は、必要な保障額が大きく減るため、保険料を節約できるチャンスです。

Q3. 生命保険に入ると税金が安くなるって本当ですか?

A3. はい、「生命保険料控除」が受けられます。

払い込んだ保険料に応じて、所得税と住民税の負担が軽減される制度があります。年末調整や確定申告で手続きを行うことで、税金が還付・軽減されます。

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